[千寿窯]吉野 香岳Kougaku YOSHINO
STORY
生活の中に溶け込む器
越中瀬戸焼の魅力について
「越中瀬戸焼を支える 豊富な土と 多彩な色彩」
生活の中に息づいている器…、作る人・使う人の顔が見える器…、手に取ると作り手の素朴な思いがじんわりと伝わる器、それが越中瀬戸焼だと思います。
立山の地に430年息づく越中瀬戸焼に、日々敬意を持って作陶しています。
製作時に心がけていることや、
作家としてのテーマを教えてください。
「焼き物は生活の中に溶け込んでいます」
心が落ち着いたり少し美味しく感じたり、日々の生活の中で楽しく感じてもらえる器作りを心掛けています。
また、近年は茶陶にも力を入れています。季節感や趣向を取り入れながらの制作は緊張を伴いますが、研鑽を重ねることで何か見えてこないかと期待をしています。
いずれも、使われる雰囲気をイメージしながら生活の香り・窯の香り・土の香りを作品に込めています。
土や釉薬を作り、登窯での焼成を通して先人の仕事に想いを馳せながら自身の作陶を模索しています。
立山町での暮らしの魅力
「贅沢な暮らし、の一言です」
春には、ほろ苦く淡い色合いの「ふきのとう」… 灰釉の緑
夏には、自然が作り出す鮮やかな色のコントラスト … 岩肌の黒釉
秋には、頭を垂れる秋の実り … 稲穂色の黄瀬戸
そして、厳しい冬 … 雪の白釉
立山の自然の恩恵と共存しながら、“釉”への思いを重ねて、暮らしを紡いでいます。
千寿窯からのメッセージ
陶房の見学は、随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。
また、Webサイト記載の器だけでなく、ご希望の器の制作も賜ります。
イメージや、形、思いをお伝えください。